2024年度オーストラリア短期留学 〜第7日目〜

学校生活3日目も素晴らしいお天気に恵まれ、体調不良なしで全員元気に登校することができました。冬の日本から夏のオーストラリアにくると、水を飲む習慣が薄れ気味の子どもたちは、簡単に脱水症状を起こしてしまいます。今日も30度まで上がる予報ですが、子どもたちはしっかり水分摂取をして、ご飯も食べられているようです。ホストファミリーに感謝です。

 

朝、職員室にいるとある先生がやってきて、「今日はオポッサムを連れてきてくれる人がいるけど、明星の子どもたちも見にこない?」と誘ってくれました。それならば!!と見に行ってみると、本当にオポッサムが登場しました(^ ^)。これもオーストラリアならではのことです。いい経験をさせていただいています。

2時間目は、下級生の教室に遊びに行く時間。明星の子どもたちは4年生以上の教室に振り分けられており、3年生以下の子どもたちと接する機会が少ないので、このようなプログラムを組んでくれています。年長さんから3年生までの教室に分かれて遊びにいき、折り紙や塗り絵、お絵描きなどをして一緒に楽しい時を過ごすことができました。

3時間目はいよいよ準備してきたShow & Tellを披露する時間です。今日は2組のチームが発表をしました。「福笑い」を紹介するチームと、「日本クイズ」を披露するチーム。どちらも一生懸命準備をしてきました。説明はもちろん英語。何度も何度も原稿を確認して練習してきた英語の説明文。ちょっと緊張しましたが、無事に説明することができました。Woodendの子どもたちもとても楽しそうに参加してくれました。

大人でも海外の教室で英語で授業をするのはかなり緊張することです。それを小学生でやるのですからすごい挑戦です。自分の口から出た英語を理解して、クラスの子どもたちが反応して手をあげたり答えを言ってくれるのは、とても大きな自信になります。「ああ〜、私の英語もちゃんと通じるんだ!」と感じてくれたら、これから英語をもっと勉強していろいろなことが伝えられるようになりたい!と思ってくれるでしょう。この経験はとても大きな英語学習のモチベーションにつながります。

プレゼンテーションの後には、持ってきたお土産をクラスに配りました。おにぎり型のキーホルダや桜の付箋や手拭い、お寿司のシール、だるまや和菓子の消しゴム、そして折り紙で折ったコアラや風船など、みんな手に取っては嬉しそうにお互い自慢し合っていました。喜んでもらえてよかったですね。

明日は大忙し、6チームがShow & Tellを披露します。凧づくりやだるまさんがころんだを披露するチームもあるので、楽しみです。

クラスの仲間たちとも随分と仲良くなってきています。日に日に距離が縮んてきているのがわかります。きっと明日はより近く、明後日はもっともっと仲良くなれるでしょう。。。でも、学校生活も残り2日。せっかくここまで仲良くなったのに、同時にそれはお別れが近づいていることも意味しています。

月曜日に「週末にちょっとホームシックにかかりそうになっちゃった。」と言っていたある女の子に、今朝、「その後どう?」と声をかけました。その答えが全てを語っていました。

「最初はホームシックになりそうって思ったんだけど、今は逆で、帰りたくなくなってきちゃった。。。」

胸が熱くなります。ホストファミリーやWoodendのみなさんがどれほど深い愛情で明星の子ども達を包み込んでくださったかが伝わってきます。19年間かけて築き上げてきた明星とWoodendの信頼関係の中で、両校の子どもたちが新しい素敵な出会いを喜びあえる。この出会いは子どもたちの心を豊かに耕し、そこに「お互いを大切に思う」という心の種をまき、育ててくれるものではないでしょうか。国境は関係ありません。何か言葉にできないすごい大きな輝きを感じずにはいられません。

残された1分1秒が貴重に感じ始める時期。明日はどんな素晴らしい景色に出会えるでしょうか。

子どもたちのチャレンジは続きます。

(文責:国際担当 小関)

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