小学校
先生コラム
イベントたくさんの秋!
またもや学校だよりを更新していませんでした。
少し前のことになります。
1.小学生も忙しい?!
今年は暖かい日が多く、なかなか秋らしくなりませんが、それでもキンモクセイは咲いて散り、イチョウの実もたくさん落ちています。この秋もいろいろなイベントがあり、子どもたちも忙しい日々を送っているのではないでしょうか。
運動会後には6年生の修学旅行があり、2泊3日で奈良に行ってきました。この3日間は合わせて30km以上も歩くので、雨が降るととてもつらい行程になります。予報では初日からあまり天気が良くないようで、行きの新幹線が静岡に入ったあたりで、窓には横なぐりの雨が当たっています。これは初日から大変だと思っていたところ、京都駅に着いた時には一部青空も見えます。京都で近鉄に乗り換え、平城宮に着いた頃には暑いぐらいの陽気。しかし大極殿の前でグループごとに写真を撮っていると、まさかの雨。逃げ込むようにして大極殿の中に入りました。しかし傘を使ったのは、この時の20分ぐらいで、後はなんとか傘無しで動くことができました。この時少しだけそれぞれの靴が雨に濡れましたが、毎年使わせていただいている宿「むさし野」さんは、夜みんなが寝た後に、靴を全部拭いてくれているんですよね。なんともすごい心づかいです。
二日目は法隆寺に行き、日本最古の木造建築を見学したり、キトラ古墳の特別公開されている壁画を見たり、明日香路を歩いて散策するなど盛りだくさん。そして最終日は東大寺で大仏様の大きさに驚き、シカにキャーキャー言いながら鹿せんべいをあげ、お土産なども買って東京へと戻りました。怪我や病気もなく、6年生はたくさんの思い出を作って楽しんで帰ってきました。
そして6年生が帰ってきた週末にはバザーが行われました。このバザーも子どもたちが楽しみにしているイベントで、修学旅行の疲れも何のその、他の学年同様に最後まで楽しむ姿を見ることができました。このバザーは毎年多くの卒業生が訪れていて、懐かしい顔に出会うことも多いので、大変楽しみにしているイベントです。改めて思うのは保護者の皆さんの企画や運営の素晴らしさ。年を追うごとにレベルアップしています。また終了後の片付けなどもテキパキとやっていただき、無事に翌日からの授業を行うことができました。バザー委員さんをはじめ、バザーに関係した全ての皆さんに感謝しかありません。ありがとうございました。
おおきなイベントとしてはこの二つが大きいものですが、この後も各学年の遠足や社会科見学もあり、さらには入試に伴った連休も続いたので、学校生活のリズムを作ることが難しかったかもしれません。今週末には公開研究会がありますが、この研究会はわれわれ明星の教員が1960年代からとても大事にしてきているものです。今年もそれぞれの教科で研究に因んだ授業を行い、参加していただいた先生や教育関係者の方々に意見をいただきます。意見をいただくことでさらに自分たちの実践を良いものにしていこうと思っています。週末は変則的な時程となりますが、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
2.季節は進んでいるのかな?
11月に入ってもまだまだ暖かい日が多く、本当に11月?という感じです。今年はあと1ヶ月とちょっとしかないというのに…。
学校の季節はというと、確かに正門前の桜は葉が散りはじめました。ただ、あまり赤くならずに落ちているようです。そしてイチョウの葉はまだまだ緑のまま。もう少し冷え込んでこないと黄色くならないのでしょうね。
毎年10月の同じ時期に体験ひろばでどんぐりを使っているのですが、今年は確かに実も小さく、いつもより成長が遅れているようでした。
このどんぐり、動物との関係が深いものでもあります。山の中でどんぐりが豊作の時はそれを食料としているリスが増えます。しかしリスが増えすぎるとどんぐりが多く食べられてしまい、子孫を残したいどんぐりにとっては不利になります。そこでどんぐりの戦法としては、次の年のどんぐりの量を減らし、リスの数を調整するというのですが、本当でしょうか。まるでミズナラやクヌギが意志を持って調整しているようですよね。
またどんぐりが山で豊作の時はいいのですが、不作になると食糧を求めてクマが里に出没するようになります。この時期になると毎年のようにクマに襲われたニュースがでますが、お互いに関わることなく、それぞれのエリアで安心して暮らしたいですね。
3.ほんのちょっとの紹介
12月に入ると街はクリスマスの飾りで一色。と思っていたら、最近はハロウィンが終わったすぐ後からクリスマス商戦に入るようで、今はまさにその真っ只中という感じでしょうか。そんなクリスマスが近づいてきたので、今回はリースの本を紹介します。
私は身の回りで拾えるものがとても好きで、海に行けばタカラガイを探し、山に行けばどんぐりやまつぼっくり、くるみなどを拾ってきます。その拾ってきたものを使って、何か作ることができないかを考え、ものつくり同好会でやってみたのがリースです。
同好会では松ぼっくりを接着剤で丸くつなげていき、リースの土台にします。そこにどんぐりや飾りをつけて完成なのですが、それぞれ個性的でいい感じのリースに仕上がります。拾ってきたもので作ることができるって、何だかワクワクします。
そんなリースですが、いろいろなもので作ることができるようで、以前見たものでとてもいいなと思ったのは、エノコログサ(猫じゃらし)のリースです。エノコログサの穂の部分を同じ方向に丸くしていったものなのですが、シンプルでとてもいい感じでした。(文章ではうまく表現できませんが…。)
またリースはクリスマスの時期だけとは限らないようで、いろいろな時期に合わせて作ることができます。そんなリースの世界を広げてくれたのがこの本です。(残念ながら現在は絶版のようです。)『Wreath Book リースの本』(本田由紀子編・著・日本ヴォーグ社)
(校長 照井)