小学校
先生コラム
台湾短期留学2024 〜第五日目〜
日曜日はそれぞれのホストファミリーと、素晴らしい時間を過ごしてきたようです。 きっと明星の子どもたちを楽しませるために、たくさんの計画や準備をしてくださったことでしょう。 感謝です。
そしてついに、最終日が来てしまいました。
あっという間の5日間。やっとここでの生活にも慣れてきたところ。。。もっと仲良くなれそうなのに。。。
そう感じながらのお別れの日となりました。
全校児童が体育館に集まり、我々のためにフェアウェルセレモニーをひらいてくれました。
Dong Haiの子どもたちによる民族舞踊の披露から始まり、明星の子どもたちからもお礼の気持ちを込めてパフォーマンスを披露しました。
何ヶ月もかけて練習してきたパフォーマンスをDong Haiの子どもたちも目をキラキラさせて見て、大きな拍手をしてくれました。
最後には、Lin校長から一人一人に賞状が手渡され、子どもたちの頑張りを労ってくださいました。
セレモニーの後は、金曜日に紹介した『明星ドッチボール』ルールでの、ドッチボール大会が開催されました。
Dong Haiの子どもたちはドッチボールに非常に長けていて、プレーも真剣そのものです!
4クラスで、各クラスAチームとBチームを作り、トーナメント形式。真剣勝負のドッチボール大会です。
Dong Haiの子どもたちにとっては新しいルールのドッチボールで盛り上がるか心配しましたが、ゴールデンボールをキャッチすると外野が全員復活する明星ドッチボールは、ピンチの時に誰かがゴールデンボールをキャッチするととても盛り上がります。今回も大きな歓声と共に盛り上がり楽しむことができました。明星ドッチボールを紹介できてとても良かったです。
ドッチボールの後は、クラスとお別れをして出発です。
分かれがたい気持ちがどんどん湧き起こるなか、Dong Haiの子どもたちが我々のためにバスまでの花道を作ってくれました。
たった数十メートルの道のりですが、両側に手を振ってくれるDong Haiの子どもたちによって特別なものになりました。
中には涙を流して手を振るホストブラザーやホストシスターの姿も。5日間お家で一緒に生活をした日本からのお友だちとの別れをとても寂しがってくれている様子。いい交流ができた証拠でもあります。大丈夫、お互いの気持ちが繋がっていれば、必ずまた会えるもの。この先も素敵な友情関係を育んでいってくれたら素敵ですね。
花道を抜けてバスに荷物を積み込んで、いざ出発!となるところでしたが、荷物を積んだ子どもたちがまた最後のお別れをしに花道に戻ってしまい、なかなか出発できず。。。笑。でも、そんな気持ちになってくれることが、この台湾短期留学の素晴らしさを全てあらわしていると思います。
明星学園小学校の国際交流が目指すものは、世界平和への一歩目を踏み出すことです。
日本にも、台湾にも、自分を大切に思い、愛してくれる家族や仲間がいる。そして自分も大好きな人々がそこにいる。
今回交流した子どもたちが将来お互いの国の利益や私欲を満たすための争いをしようと思うでしょうか。大好きになった国、家族、仲間を大切にして、助け合っていこうと思うに違いありません。それは、小さな足で踏み出した、世界平和への大きな一歩だと思うのです。そして、小学生という段階で勇気を出して海を渡ったからこそ感じられることもたくさんあり、純粋な心の目でみた異国文化と人々の温かさは、今後の彼らの人生の大きな宝物となって、未来を明るく照らしてくれることでしょう。そして、この出会いを一生の喜びとして、今後も交流を続けていってくれたらと思います。
今回の台湾短期留学を実現させるにあたり、東海國民小學側で中心に計画をしてくれた、Kai Tang先生、Whitney先生をはじめとする全てのスタッフメンバー。そして、たくさんのサポートと温かいおもてなし、そしてお土産を用意してくださった、Lin校長。子どもたちや我々教員をホストしてくださった保護者や先生の皆様に、心から感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。
2025年10月に、今度はDong Haiの子どもたちが明星に短期留学に来てくれる番です!
この交流と友情はこれからも変わることなく続いていきます。
一行は、台北松山国際空港から羽田に向かいます。
お読みいただきありがとうございました。
2024年が終了します。
2025年も東海國民小學(Dong Hai)と明星学園小学校両校の子どもたち上に、いつも素晴らしい恵みと豊かな学びの時がありますように。
良いお年をお迎えください。
明星学園小学校
国際担当・引率
小関
ブレイン
田中