明星学園の進路

一人の人間として
いかに生きるかを考える

本校における進路指導の目標は、
一人の人間としていかに生きるか、自分の将来について自ら考える力を身につけていくことにあります。
まさに、生き方の問題です。
その指導は、児童生徒自身から湧き上がる気づきや違和感を大切にすることから始まります。

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そこで生まれた探究の芽は、自分たちを取り巻く自然や社会環境を観察する中で、
さらにはさまざまな経験や他者との対話を通してふくらみ、明星学園のあたたかな校風の中で成長していきます。
そのための具体的な取り組みが、小学校・中学校・高等学校それぞれの発達段階に応じて用意されています。
小学校時代は、根っこを創る時期です。しっかり張った根からは、表面的な美しさとは違う、
本当の意味での地に根差した生へのエネルギーが生まれてくることでしょう。
中学校ではさまざまな刺激をシャワーのように与え、たくましさを身につける時期となります。
いくつかの壁にぶつかりながらも、日々の授業での地道な取り組みの意味が、
自己表現を通して見え始めてくる時期でもあります。
そのようにして培われてきた力が、高等学校において卒業後の進路決定を前に、一気に広がっていきます。

中学校の取り組み

1

小学校から連なる生徒個々の意見からスタートする教科の授業、どんな意見であっても一旦は受け止めてもらえる授業場、根拠を基に自分の意見を言い、間違えに気づいたら素直に自分の意見を改めることのできる安心した教室空間の創出。

2

芸術教科における生徒個々の個性を生かした授業、また共同作業を通した柔軟な発想を生むカリキュラム。

3

「総合探究科-探究実践」における自分自身・自分の周りの社会的な事象への関心喚起と具体的なアクション。「哲学対話」における他者との対話。自らテーマ(問い)を見つけ、1年かけて論文執筆・プレゼンまで行う「卒業研究」。その過程では、大学の研究室を訪れたり、一般企業の担当者に直接お話を伺うなどする生徒も多い。自分を見つめる大切な機会となっている。

4

社会の一線で活躍する「おとな」を招き、実施している特別授業「この人に会いたい」。毎回、大きな刺激をいただいている。

5

国際交流プログラムや国内民家泊での多様な文化や人との出会い。中学生にとっては世界を広げる絶好の機会となる。

6

9年時(中3)での卒業研究が、高校卒業後の進路を考えるうえで大きな役割を果たしたという生徒は、極めて多い。卒業研究のテーマを深く追究するために進学先を決定した生徒もいれば、テーマを変えつつも探究する楽しさを知り、新たな研究対象に向けて前向きに進学していく生徒もいる。

ここでは、高校を卒業して間もない大学生に、

中学生時代に一生懸命取り組んだこと

卒業研究のテーマ

現在の自分

後輩である中学生へのメッセージ

を届けてもらいました。

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