今の自分が何を楽しいと感じるかを
見つけるために、
明星生活を楽しんでほしい

山森 南花さん

早稲田大学

文化構想学部

2021年度 高等学校卒業 (小中高)
山森 南花

明星時代に一生懸命取り組んだこと

部活と勉強の両立です。部活の日数や活動が多く、特に定期試験の際など、勉強に割ける時間をどのように捻出するかを考えていたことが多かったと思います。電車通学だったため電車の中や待ち時間など、時間が空いたらできることを行うようにしていました。二つのことを同時並行しなければいけない難しさがありましたが、切り替えをはっきりとして、それぞれに一回一回集中できるよう意識することを心掛けていました。

進路の決定について

大学に進学することは決めていました。進路を選ばなければならなかったタイミングでは、学びたいことは明確には決まっていなかったため、入学の際に専攻を決めず、様々なことを学べるということを1番の決め手にしたいと考えていました。その中でも、文化や芸術といった分野に興味があり、言語学習も頑張りたいと思っていたため、それらの分野に関する授業が盛んで、外国語の授業も多く組み込まれている大学、学部を探し、早稲田大学の文化構想学部が自分の進みたい次の場所として最適なのではないか、と辿り着きました。様々な課外活動が活発で色んな経験ができる、という点も決め手になったと感じています。

入試の具体的な形態とアドバイス

「新思考入試(地域連携型)」という、地域に貢献できる人材の育成を目的とした総合型入試で入学しました。現在は「地域探究・貢献入試」となっています。1次~3次試験まであり、1次試験は書類選考、2次試験は大学の会場での論述、3次試験は共通テストでした。1次試験は、自分で選んだ地域の課題を考え、それを踏まえて今後どのようにその地域に貢献したいかなど、志望理由書に近いものでした。2次試験は、地域に関するデータが示された図表やグラフから課題を見出し、解決策を論じるもの、3次試験は学部によりますが、私の場合は国語(総合)、社会(世界史)、英語の3科目でそれぞれ8割以上の点数で合格、という形でした。比較的長期間の入試形態だと思います。

合格のポイント

2次試験に合格してから3次試験である共通テストまでの時間がない中で、各教科8割を目指さなければいけなかったことが大きかったと思います。そのために受験勉強のみに集中するのではなく、普段から学校の授業も普段からしっかり聞くことを意識していました。わからない部分があれば先生や友人に質問して解決する、という基本的なことを徹底して行うことで、共通テストにも立ち向かえるような力が養えたと思います。

現在の活動

大学付属のキャリアセンターの学生ボランティアの活動です。その名の通り学生のキャリアに関わる企画やイベントの実施を行っています。キャリアといっても必ずしも就職だけではなく、自分たちを含め、様々な選択肢を見出すことができるような内容にしていきたいな、と奮闘中です。道は一つではなく、人それぞれある、という明星の考え方が根底となり生かされているように思います!

後輩へのメッセージ

進路を決めなければいけないとなった時、すぐに決められずに悩んだり、焦ったり、先行きが不安になることもあると思いますが、学びたいことややりたいことは、卒業後の進路先でも十分に模索して考えることができると思っています。進んだ先でも、やってみたいことが変わったり、新しい興味がまた芽生えてくることもたくさんあるように今も感じています。今の自分が何を楽しいと感じるか見つけるためにも、明星の生活を思い切り楽しんでください。