🌸入学式🌸 新入生の言葉・・・2

 暖かな春風の合図で、桜の花びらは遠い陽射しの中へ駆け抜けていった。私は今日明星学園中学校に入学する。中学校には、あたらしいことがたくさん待っている。新しい教室、新しい先生、新しい仲間・・・。

 私は、新しい先生や友だちと上手くやっていけるだろうか。授業やテストについていけるだろうか・・・と不安な気持ちでいっぱいだ。

 でも、楽しみなこともたくさんある。中学校では、新しい仲間がまたたくさん増えて、大好きな友だちも増えるだろう。授業だって、今までより難しくなる分、知らなかったことをもっとたくさん知れる。そんな楽しいこともたくさんあるのだろう。

 不安はあるけれど、新しい仲間に私から声をかけてみたり、授業を真剣に受けたりして充実した中学校生活を送りたい、と思っている。これから、いろいろな壁に当たると思うけれど、その時は私らしく、私なりに、その壁をぶち壊していく。そして遠い陽射しの中へ駆けていった桜の花びらのように、中学校生活をゴールテープまで走り続けたい。

 最後に1つの詩を紹介したい。

さくらのはなびら   まど・みちお

えだを はなれて ひとひら

さくらの はなびらが じめんに たどりついた

いま おわったのだ そして はじまったのだ

ひとつの ことが さくらにとって

いや ちきゅうに とって うちゅうに とって

あたりまえすぎる ひとつの ことが

かけがえのない ひとつの ことが

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